魅力 7 / 統率力 8 / 戦闘力 7 / 政治力 4 / 知力 7
知伯は、春秋時代末期の大国晋において君主を凌ぐ最大の勢力を誇った知伯氏の当主で、知勇兼備、且つ美男子であるという正に英雄そのものの人物だったが、非常に貪欲であるという欠点も同時に備えていた。
晋における知伯氏の他の3つの大勢力(趙・韓・魏)を併呑せんと企み、まずは自身に恭順の姿勢を見せない趙を攻めようと韓と魏を従えて軍を発する。趙は難攻不落の城に籠もり徹底抗戦するが、知伯氏はこれに対して近くを流れる河に堤防を築き、城へ水を流し込んで孤立させる(史上水攻めを最初に行ったのはこの知伯)。
だが、自身の驕慢さが仇となり、韓・魏に裏切られて趙とともに攻められ落命。
客分の予譲が知伯の為に生涯をかけて趙襄子の暗殺に動いた話も有り、一概に驕慢の人とは論じきれないところは有る。