2008年01月14日

張良

張良 能力データ
魅力 9 / 統率力 6 / 戦闘力 4 / 政治力 8 / 知力 10

張良は、漢を建国した高祖劉邦に仕えた名軍師で、呂尚(太公望)、諸葛亮と並んで中国三大軍師と呼ばれる(個人的には諸葛亮はとてもこのクラスに並べられないとは思うんですが)。
元々は代々韓の宰相を務める家柄で名門であったが亡国の徒となり、力士を使って東遊中の始皇帝を襲撃するが失敗。姓名を変えて追求の手を逃れた。後に陳勝・呉広の乱が起こるや従者と共にこれに呼応、劉邦との面識を果たし、鴻門の会で項羽から劉邦を守るなど活躍。その帷幕に入るや、鬼才を発揮して劉邦の覇業を大いに助けた。まさに中国史上屈指の名軍師である。

高祖劉邦が天下統一後にこう語る。
「張良が戦略をたて、韓信が軍を指揮し、蕭何が後方を固め補給を万全にする。この三人がいたおかげで自分は天下が取れた。」
張良は洛陽を都にという声が大きく劉邦自身もそうしようと考えていたところを、地形的、戦略的に長安を都にと提案し、その後も建国間もない漢帝国の基礎をつくった。その後隠遁生活を送るが、劉邦の後継者問題では呂后に知恵を与えて事が大きくなる前に事態を収拾させる。劉邦死後に漢帝国に君臨する烈婦呂后が最も頼りとし、敬ったのが張良と言えるのかもしれない。
posted by ただの中国史好き at 01:56 | Comment(8) | 秦・楚時代
この記事へのコメント
孔明の評価が低いように見えるのは
他の二人に比べて環境が整ってなかったからでは?
軍師だけではなく国全体を担う立場にあったからだと思う
Posted by お at 2010年06月04日 22:48
>おさん

確かに諸葛亮は軍師ではなく、有能な政治家と言った方が適切ですね。
諸葛亮の人物評のところでもそれについては書きましたが、蜀の人材不足と諸葛亮自身にも配下の能力や性格を見抜き、適材適所へ配して最大限の能力を発揮させる力が欠けていたことから、最終的に全部自分でやってしまわねばならなくなったのでしょうね。
Posted by ただの中国史好き at 2010年06月05日 21:30
張良は知力10でも良いと思いますね。
分析は常に的確で打つ手に一つも失策無し。
特に劉邦本軍をもって楚の主力をひきつけ、
その間に韓信や黥布や彭越に第二戦線を形成させて、
外交もおりまぜて楚の後背地や与国を蚕食するという戦略は、
軍事戦略の白眉だと思います。

彭城での敗戦後に張良が主張したこの策は、
戦場に立ちさえすればどのような条件であろうと勝利をもぎ取る怪物項羽を衰弱させ、最終的に敗北に追いやっています。

建国後も漢の安定に多大な貢献があり、
戦略・政略共に最高の見識を持った人物ですね。
Posted by お菓子っ子 at 2011年08月02日 11:31
>お菓子っ子さんへ

張良の知力については10か9で非常に迷ったので、お菓子っ子さんのコメントにより9→10へUPさせたいと思います。
ありがとうございます。
Posted by ただの中国史好き at 2011年08月15日 23:23
韓信・張良が取り上げられているのに簫何を取り上げないのはマズイのでは・・・
Posted by 李常傑 at 2011年09月03日 21:35
>李常傑さんへ

そうなんですよ。
まだまだ採り上げねばならない人物が山積です。
何しろ、採り上げている人物数も序の口ですからね。
頑張ります。
Posted by ただの中国史好き at 2011年09月04日 02:37
軍師としては中国史上1位といってもいいでしょうね。孫武太公望ハンレイ劉基の「史上屈指の軍師」メンバーの頂点にいます。

それにしても諸葛亮の神格化はもう消えそうもない。諸葛亮は有能であったことは間違いないが三国時代でも軍師としては荀ケに及ばない。

荀ケや周愉みたいな敵側人物を卑小にして善玉の劉備陣営を過大評価するのは、1つの物語としては当然の手法ですけどそれが演戯くらい影響力を強めるとどうにもならないですね。
Posted by   at 2012年02月28日 17:17
そうですね。
私も中国史上屈指、1or2を争う軍師だと思います。

日本の「三国志演義」におけるイメージはもう強烈ですから諸葛亮の過大評価は仕方無いのでしょうが、もう少し他の時代にも脚光をあてた漫画や映画やゲームをどこかがやってくれればいいのですが・・・。
Posted by ただの中国史好き at 2012年03月04日 17:41
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